2005年10月21日

NNNドキュメント'05

概要:x264実写メモ
タグ:[x264][mp4][実写]
素材はニュース特集。NTSCカメラ撮影なの で単純に filmdint+pp=l5をかけた。2パス、1024kbps。
x264設定は以下 (1stのみ)
-ovc x264 -x264encopts \
threads=2:me=4:bitrate=${BR}:qp_min=16:qp_max=51:i4x4:frameref=6:subq=6:\
keyint=120:cabac:deblock:nob_adapt:bframes=1:turbo=1:pass=1 \
vfは以下
-vf filmdint=io=2997:2997,crop=704:464:8:8,scale=640:480,hqdn3d=2:1:4,pp=l5,harddup
アニメでは見られない固有の現象が多々発生した。
  • 素材のインタレ縞がある箇所に特有の細かいブロックノイズが出る。
    • pp=md(ffmpegXのインタレ解除)+xvidで出る輪郭線のジャギよりも細かく、不定形。ジャギと言うより、 輪郭が泡立つよ うな。
    • filmdint+l5なのでx264に渡る前の段階で縞はそこそこ潰れている筈だが、frameref=6がマズい か?
    • NTSCカメラ素材は不慣れなのでインタレ解除がマズい可能性もある。その蜩(ひぐらし)さんを参考にするなり、映画素材で試すなりすべき。
  • 映像が印象派になる。水を含んだ綿棒でこすって色を滲ませたような箇所が頻繁に発生。
    • 肌の質感。
    • カメラがパンした際の森の緑
    • カメラ固定の石の橋脚
    • xvidのブロックノイズとは印象が異なる。より細かく、不定形に見えるので、これがdeblock。即ち AVC/H.264固有のin-loopフィルタだろう。

■その他

filmdint+l5でも根絶できなかった字幕の荒れがかなり緩和した事に気が付いた。
xvidでpullup+l5にはやや及ばない印象のあったfilmdint+l5だが、x264なら24/30fps混在アニメで使えるかもしれない。
pullup+l5には30fps部分が混在の場合、元フレームがロストする欠点がある。そもそも逆テレシネなのでインタレ解除機能がついておらず、素材 から24fpsだけを抽出するので、harddupや-ofpsを使って30fpsにしても、抽出した24フレームからDuplicateするだけだ。字 幕 が荒れない、固有のアーティファクト(ノイズ)が出ない、といった利点がXvidで24fps化する際には向いていたが、理論上、x264では filmdintにも目があり得る。

例えば、24/30fps混在アニメの場合、
-vf filmdint=io=2997:2997,pp=l5 -ofps=29.97
としておいて、frameref=Xをうまく使えば、29.97の固定fpsで有りながら、24fpsに近いサイズと画質が望める。あくまで理屈の上で は。

これはアニメに限らない。TV局のロゴマークや映画の字幕は素材映像の上に30fpsで合成されている事が多い。後ろの映像は 24fps、手前の字幕は30fps。
filmdintには「TV放送の為の固有の配慮」とやらが仕込まれており、逆テレシネといいながら出力結果は厳密には24000/1001fpsになっ ていないようだ。
同じ24fps化でもpullupでは30fps要素ででかい縞付きゴーストが出るのにfilmdintでは出ない。
つまり、filmdintの性質は「逆テレシネの手法を基盤にしたインタレ解除フィルタ」と考えるべきだろう。
l5で潰しきれなかったfilmdint固有のアーティファクト(ノイズ)は、x264のdeblockで潰せるかも知れない。



posted by ばる at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 圧縮日記264 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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